「自分の資格該当かわからない」というお問合せを多くいただきます。
農林水産省でも「該当する大学および養成所」や「詳細なスケジュール」については、下記URLで随時更新しています。
下記の公式ページおよびページ内に貼られているリンク先で確認いただくことを強くおすすめします。
現在は、愛玩動物の多様化や⾼齢化に伴い、獣医療内容の⾼度化、⽣活環境への被害防⽌やしつけなど、動物病院や飼い主それぞれに求めらるものが多くなっています。
さらに、近年では動物との関係が⼈に与える影響も重要視され、動物を介した介護や福祉、教育などの活動も盛んに⾏われ、その社会的な意義も増しています。
これらの課題に対応するためには、獣医師と動物看護師によるチーム獣医療提供体制の整備や動物看護師のしつけなどの活動が不可⽋です。そこで、2019年に施⾏されたのが「愛玩動物看護師法」。動物看護師の資質向上・業務の適正を図るために国家資格を定めることとなり、2023年より「愛玩動物看護師」という専⾨職が誕生します。
獣医師の負担軽減や医療サービス向上のため、愛玩動物看護師は特定の獣医療⾏為もできるようになります。より幅広い知識や技術が⾝につくとと同時に、獣医師や飼い主、ペットからもさらなる信頼を得ることができます。
獣医療の補助範囲が増えます |
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採⾎・投薬・マイクロチップ装着・輸液剤投与・カテーテル採尿・診療を伴わない検査・心肺蘇生処置 など |
飼育に関する⽀援業務が増えます |
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⽇常⼿⼊れの指導・しつけ・栄養管理・動物介在教育や福祉活動への⽀援・災害時の⽀援 など |
病院にとっては大きく3つの利点があります。まずは業務への影響として、獣医師の業務も一部サポートできることでより明確な役割分担が可能となります。そして、動物看護師の教育レベルの向上とより強いモチベーションや責任感が伴い、提供する医療サービスの質が確実に上がるでしょう。さらに、オーナー様にとっても安心感や信頼感が増し、病院離れの防止にも繋がります。
愛玩動物看護師の業務(診療の補助を除く)で5年以上の実務経験を持つ方または農林水産大臣及び環境大臣がこれと同等以上の経験を有すると認めた方。
2021年6月現在の環境省で想定する
スケジュールです。
今後変更になる可能性もありますので、
最新情報をご確認ください
現在発表の「講習会」の内容 | 関連する新カリキュラム |
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① 愛玩動物看護師の職責 | 人と動物の関係学、適正飼養指導論など |
② 獣医療分野及び愛護・適正飼養分野の関連法規 | 愛玩動物看護師法、自然保護法、文化財保護法など |
③ 診療の補助に関する技能 | CT/MRIに関わる技術、各種検査・処置など |
④ 愛護・適正飼養に関する基本的な知識 | 動物生活環境学、ペット関連産業概論など |
⑤ 業務の実践 | 業務範囲拡大に関連する実技分野 |
※その他、各カリキュラムの内容が難化する可能性があります |